当店オリジナル無料保証について
                              コラムTOPへ



神原商会で購入していただいた車には、現在全車保証を付けています。

総額70万円以上の白ナンバー車、総額60万円以上の軽自動車は
1年、1万キロ(いずれか早く到達した方)保証します。
商用利用車は6か月、5000キロ(いずれか早く到達した方)保証します。
輸入車は3か月、2500キロ(いずれか早く到達した方)保証します。
上記の金額に満たない車でも青字部分の3分の1の距離又は期間保証します。
輸入車については、修理代金総額の50%を保証します。

ただし、保証内容には条件があり、
保証範囲は車の走行安全性に関わる部分であること。
エンジン、ミッション、高額部位については保証対象外であること。

 


少し詳しく説明しますと、車の走行安全性に関わるということは、そのまま車に乗り続けることに危険性が伴う状態を表します。このような状態が保証期間内に生じた場合は、当店の責任で無料で修理致します。

エンジン・ミッションについては、納車後数日以内の不具合であれば無料修理します。しばらく乗ってからの故障の申告に対応することは、申し訳ないのですができません。壊れた場合には何かしら使用者に責任があったり、また外的要因で壊れることもあるからです。この件について、ご説明します。

例えば、オイル交換を全くせずに長距離使用したり、冷却ホースの破損によって冷却水がなくなりオーバーヒートの警告灯がついたのに、冷却水がないまま無理に走ったりすることでエンジンはいとも簡単に壊れてしまいます。冷却ホースの破損は当店の責任の範囲ですが、その後の走行管理はユーザーの責任になります。また、ガソリンスタンドでオイル交換をした際に、アルバイト店員の不手際でボルトがきちんと締っていなかったり、オイルエレメントを締め忘れたりしているのを何度か見たことがあります。結果的にオイルが空になりエンジンが焼き付いてしまったというトラブルに発展します。エンジンの故障といえば、このように乗り手の不手際や外的要因によって壊れるケースがほとんどです。このようにして壊れる可能性の高いエンジンを当店負担の無料保証で修理することはできません。

ミッションについても、通常の使用でいきなり壊れてしまうことは少ないです。ユーザーの使い方に大きく左右される場合がほとんどです。通常の使用方法と思われる範囲でも、あまりミッションにとって良くないことをしている場合があるので、そのことについて説明します。

一つは乗り方があります。最近はオートマでもギヤを任意に切り替えられるタイプのオートマがあります。このタイプのオートマはマニュアルミッションのように任意のタイミングでギヤを切り替えてエンジンブレーキを効かせたりすることができるのですが、あまり頻繁にエンジンブレーキを繰り返すとミッションの中のディスクが減って滑ってしまいます。減速の際、フットブレーキの代わりにシフトダウンしている人はお気を付けください。オートマ車の減速時のシフトダウンは禁物です。

また交差点での減速で、ギヤを落とさずに交差点に入り、そのまま加速に移ろうとすると高いギヤレシオでの加速はミッションに過大な負担をかけることになります。例えば、マニュアル車で3速で交差点を通過しようとしても思うように加速できません。これは、ギヤ比が合っていないから加速できないのです。マニュアル車ならギヤを一段落とす操作をして加速する作業が必要ですが、オートマ車ではこの作業をしなくても何とか走ることができます。これは、オートマ内のトルクコンバーターがかなりの無理でも許容するため、ガタガタブルブルといった振動などが伝わらず、ドライバーが違和感を感じにくいためです。チョット加速が悪いなくらいの感覚で、いつものオートレンジのつもりで高いギヤのまま加速します。この繰り返しでミッションは滑ってしまいます。マニュアル車ならクラッチ交換で済みますが、オートマ車の場合はミッション交換となります。

また、オートマフルードを交換した後に不具合が発生する場合があります。現在のオートマフルードはCVTにも使えるように作られています。オートマとCVTは全く構造が異なるため本来は同じオイルを使用するべきではありません。にもかかわらず、オートマフルードをCVTに流用することが当たり前となっています。そのため、CVTにも使えるオートマフルードが主流となっています。ですが、CVTにも使えるようにしたことでオートマフルードとしてはギリギリの製品になってしまいます。これを知らずに、ギリギリの製品をオートマに使用すると調子良かったミッションが調子悪くなる場合があります。調子良くするつもりで交換したオートマフルードでオートマミッションを滑らせてしまう場合があるのです。これは、とてもよく見るトラブルです。この場合は、まともなオートマフルードに戻してあげることで不具合は解消するのですが、オイル交換が不調の引き金になることもあるのです。

このような理由から、長期に渡るエンジン・ミッションの保証はできないのです。ですが、もちろん販売した時から壊れていた場合には、販売した側に責任がありますから、それなりの対応はきちんとさせていただきます。エンジン・ミッションについては購入したら数日間少し気を付けて走ってみて不具合がないか確認していただきたいと思います。

高額部位については、無料での対応は販売側として厳しいというのが正直な所です。中古車を売った利益の中でやり繰りすることになりますので、限界があります。中古部品を使って安く修理する方法もありますし、できる限りの対応はさせていただきますが、基本的にはお客様のご負担となります。

もし、購入後1年2年の間、エンジン・ミッション・高額部品にも保証を付けたいという方は、有料で保証を付けることもできますので、ご利用いただければと思います。

有料保証の詳細はこちらになります。
有料保証は購入と同時のタイミングで入る必要があります。購入時にお客様の申し出がなければ通常の当店無料保証となります。当店の無料保証内容で不安がある場合には、有料保証をご利用いただくことをお薦めします。

以下、当店の保証書になります。
保証内容に変更はありませんが、保証の期間と距離について販売時に変更が入ります。日本経済の変化に対応して定期的に変更が入りますので、以前からの保証書を訂正しながら使用しております。何卒ご了承ください。




車の部位全部を掲載することはできないので、主な部位を抜粋してあります。保証範囲は基本的には、走行安全性に関わる部位ということになります。最終的に起きた故障を保証で直せるか否かの判断は、故障の際になります。場合によっては、全額当店負担ではなく部品代をご負担いただくケースもでてくるかと思います。ケースバイケースとなりますので、ご了承いただければ幸いです。