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エンジンオイル



エンジンは100%金属で出来ています。オイルが外に漏れないようにゴム製のオイルシールが付いてはいますが、車を動かす働きをする部分の全ては100%金属で出来ています。

不思議ですね。一般的な4気筒のエンジンで金属同士が常に摩擦を繰り返す箇所は50箇所程度あります。50箇所のほとんどにベアリングなどは存在しません。金属同士が接触しながらも、なぜ焼きつかないのでしょうか。

実はこのエンジンを長持ちさせるのに最も大切な役割を果しているのがオイルなのです。オイルがなければ、エンジンは始動すらままなりません。

エンジンにとってオイルがいかに重要であるかがおわかりいただけると思います。オイルはエンジンの各部のベアリングの役割を果たしているのです。金属と金属の間にオイルが入り込んで金属面の摩擦を低減し動きを滑らかにしているのです。

オイルによるベアリングの役割の性能が落ちてくるのが大体4000キロ〜5000キロです。ターボ車は熱による劣化が大きいため3000キロ程度です。オイルの分子が破壊されてベアリングとしての性能が低下してくるのです。

劣化したオイルを使用し続けるとエンジン各部にストレスが加わります。劣化したオイルを使い続けるとシリンダーブロックやピストンリングは削れオイル上がり(オイルが燃焼室に入り燃えること)が始まります。オイルの消費が早くなり頻繁にオイルを足さなければならなくなります。3000キロ程度でオイルが空になってしまうエンジンをとても多く見てきました。またオイルシールとの接触面の抵抗が増え、接触面の金属やシールのゴムが削れオイル漏れが始まります。オイル漏れの主な原因もオイル交換を怠ったことによる場合がほとんどです。

でも、そんなことよりも強調したいのは、気持ちよく走れるのがオイル交換の一番の利点です。定期的にオイル交換を行うことが、行わないことに比べてどれほど気持ちよく車を走らせられることか。

あまり大きな声では言えませんが、神原商会のオイルはとても良いオイルを使用しています。しかも、とてもリーズナブルな価格で販売しています。一般の車検の時に使用するオイルも全てこのオイルです。このオイル以下のオイルは神原商会では使用していません。安いだけのオイルを使用することは使用済みのオイルを入れるのに等しいのです。当然、5000キロの距離を走って、その間ずっと好調を維持できるオイルではありません。

オイルの重要性、おわかりいただけたでしょうか。
オイル交換は5000キロ以下で行うことと、安いオイルを使用しないこと、この二つを実行していただければ、
エンジンの好調が維持でき、車を運転することが今より少し快適になることは間違いないでしょう。







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